おバカな主婦の人生設計

おバカな主婦の人生設計

40代〜の人生MAP/ゼロからのど素人平凡主婦の奮闘記

自分が親になって気付く、母の深さと偉大さ 

 

ご訪問頂きありがとうございます。

先日、おバカは耳が悪いという事を書きましたが

今日は、その時の母の大変さ・必死さを

ダラダラと書き綴ります(笑)

************

母が言うに、私は2才のとき

最初の中耳炎になったそうです。

親になって知りましたが、

子供というのは、ほぼ、中耳炎を経験するらしく

気づかないほど軽くて自然治癒するか

発熱や痛み・耳だれで、抗生物質で治すか

大きく2パターンに分かれるそうです。

私は耳だれだったらしい。

それから、治っては、また発症を繰り返し

耳鼻科との縁が切れなかったそうです。

待合室で顔馴染みになったオバ様から

「小さい時から大変ね。◎◎という耳鼻科が良いらしいわよ。遠いから私は行けないけど」

母は、藁にもすがる思いで

病院を変える決意をしたそうです。私が小3の時。

今でしたら、車で高速使って2時間半ほどの距離デス。

当時、母は免許を持っておらず

まず、始発のバスで主要駅まで1時間弱

始発の特急まで、構内のミスタードーナツで朝食

(当時はコンビニもなく、早朝開いてる所がミスドしかなかったらしい)

いつもビートルズが流れていたので、

ビートルズを聴くと今でも風景を思い出します

特急に乗り2時間

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目的地の駅から徒歩30分ほど?

私も小さかったので、更に時間を要したでしょう。

病院ではなく、医院です。

新聞に載ったとかで大盛況で

何でも朝の5時から受付の順番待ちの長蛇。

ご近所には、列に並ぶアルバイトまであったそうです。

必死で急いで到着しても、まだ受付待ちの列が残っています。

しばらく待って、ようやく受付。

診察まで、かなり待たないといけないので

街中まで徒歩で戻って

デパートなんかで時間つぶし。

お昼ご飯はどこかのお店に入って…

運が良ければ15時頃に、やっと診察です。

ウソみたいなホントの話しですが

通常診察5秒で終わります

(モチロン処置が必要な場合は対応してくれますが)

チラッとのぞいて

「はい、では薬出しときますね。

 はい、次」

(今考えると、医師も大変だったでしょうね…)

診察室の中も、皆立ったまま並んでいて、

ベルトコンベアの流れ作業の様です。

その5秒の為に、早朝から…

帰り着くのは早くて19時

数ヶ月で、手術する事が決まりました。

すぐには入れず、私は小4に。

3か月ほど入院しました。

退院後は、週2回のペースで、

また地獄の通院です。

もちろん学校はお休みします。

少しずつ、間隔は開いていき

半年後くらいに、ようやく隔週になりました。

その後も、まぁ、根気よく通いました。

しかし、食事代、交通費、労力、学力、

悩みに悩んで、近くに転院できないか相談したそうです。

家から隣の市の、小さな耳鼻科を紹介して頂きました。

特急を考えると、まだ鈍行で良いし、

学校も早退で間に合うので、随分とラクです。

それから、耳だれはおさまり

おそらく治ったのでしょう

通院しなくてよくなりました。

しかし、水泳は禁止されていました。

私は小2から、水泳という授業を一切受けていません。

いつも見学組でした。

高校に入って、また耳だれが出ました。

隣の市の耳鼻科に久しぶりに行くと

すぐに医大を紹介されました。

言われるまま、医大を受診し…

ひと通りの検査の後、教授室に呼ばれました。

そこには助教授が居て、かなり脅されました

「娘さん、顔面神経麻痺になるよ!」

顔がひきつるんだそうです。

「いつ、そうなってもおかしくないからね!」

と強い口調で言っていました。

さすがに私も覚えています。

すぐに、入院・手術の手続きをとりました。

カメラで耳の中を見るから、

と隣の処置室に案内され

診察台に横になると

ゾロゾロと白衣をまとった人達が

押し掛けてきました。

「滅多にない症例だ。よく見とけ。」

と言っていたのはハッキリ覚えています。

(患者の目の前で…どうなんでしょう??)

「はぁ、ホントだ…へぇ」

「ほら、通常ならココにあるハズだろ?」

押し掛けた人たちが驚きながら雑談しています。

数年前の受診で、やっと、コレが

《あ、私の耳の中身がないのを見てたんだ》

とわかりました。

どうやら、地獄の通院をした医院は

鼻の手術で全国的に有名になったそうで

耳に関しては古い術式しか知らず

”とにかく悪い所を全部削る”

という対処をしていたそうです。

そんな古いやり方を、まだやっている所があったんだ…的な反応だったのでしょうか…

コレも全て、大人になって知りました。

「よくコレで聞こえてたね!」

と言われ、

今まで何も知らずに大きくなったおバカは、

医学の事はわかりませんが

もし、そんな奇跡的な状況なのだとしたら、

全て、必死に対応してくれた

母の愛が起こしてくれた事なんだろうな

と、改めて偉大さに気付くのでした。

今、自分が「親」になって…

もし我が子が同じ状況になった時に

私はそこまで必死になれるだろうか…

自信のないおバカ主婦の

長い長いつぶやきデシタ…

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